VISTA(7)へ移行の際のソフト 互換   07/9/1, 10/7/3改 安倍


WindwsXPやWindws98から、WindwsVISTA に移行した際、従来使用していたソフトがVISTAに対応しないために使用できない場合があります。
その事前チェックと、ソフトが起動しなかった場合の対処法を紹介します。

 1)事前チェック

a)インターネットでのチェック
  まず、ソフトメーカーのサイトにアクセスして情報を得たり、Updateすることが基本です。 でもソフトメーカーは買替えを促進するために現在売られているVersionについてしか明快な回答をしない場合が多い。
その場合は検索サイトで「ソフト名 VISTA 互換性 or 動作」などのキーワードで検索すると一般ユーザからの情報が得られます。

以下は筆者及び友人が実際にVISTA・7にインストールした試験結果です。
ソフト名
VISTA
(64bit)
8
 
通常
VISTA
モード
XP互換
モード1
(※1)
XP互換
モード2
(※2)
 
ネット情報
こちら参照
     備考(緑色:7)

Office2003
professional

 

WORD
EXCEL
OUTLOOK
POWERPOINT
ACCESS

.
.
   

Homepage
Builder ver 14

 
.
.
  UPgrade版 付属FTPソフトも◎
Macromedia
Ver.MX
DreamWeaver
FireWorks
Flash
.
.
   
FlashMaker
Ver.3
.
. .
   
WebEffect  
   
※3)
  使用時にDEP機能(※3)のOFFが必要。(インストールはできる)
かんたんweb
  アニメーション
 
   
   
Flash
Free Motion
.
. .
   
PhotoShop
Ver.CS
.
.
.
  複雑な再認証が必要。ダメという人も多い。
Adobe Ver.CS3 PhotoShop
Illustlator
DreamWeaver
FireWorks
Flash
   

  機種によってはインストール時にDEP機能(※3)のOFFが必要。
セキュリテイソフトがインストールを妨害することがある。(※4)
Acrobat 8
   
×
  Win7 HomePremium のxp互換モード、かつ、メッセージに従い AdobePDF.dll をVISTA OS DISK よりインストール。
しかし、PDF変換できず。 編集機能は動作する。従って、CubePDFなどのフリーソフトで変換し、Acrobat8で編集すればよい。
「ファイルに出力」にチェックを入れてはならない。入れると***.prn ファイル経由となる。(※6)

PhotoShop
Ver.5
.
×
×
  インストールも不可だったが、下記互換 2法でOK。
インストール後は設定を元に戻しても動作OK。
PhotoShop
Element Ver.5
.
成澤
.
.
  Ver.3 ×石井
Illustlator Ver.10  
.  
  .
PaintShop Pro
Ver.9
.
.
.
  .
Acrobat
Ver.7
.
.
.
  認証画面がXPと異なりうまくいかない場合あり。  Acrobat Ver.8 はVISTAで問題ないから、そちらを使用すべし。
「ファイルに出力」にチェックを入れてはならない。入れると***.prn ファイル経由となる。(※6)
Acrobat
Ver.4
.
×
×
×
  インストールはできるが、Word/Excel で
印刷画面表示されず
Ulead Video Studio9 .
×石井
安倍
.
.
 

石井:高度の編集は不可。
安倍:Video未経験だが、おまかせモードは◎。

Mail Magic 2.0 .
×
×
  VISTAモードでは初期画面不完全。 下記互換 2法でOK。
設定を元に戻したら不可。
. . . . .
  .
フォント 千都 .
.
.
  一部のフォントのみテスト
フォント Fontcity .
.
.
  富士通製 Win95用。一部のフォントのみテスト
Sony Walkman NW-S706F ダウン
ロード用 付属 SonicStage CP
   ◎          サポートサイト http://www.sony.jp/support/pa_common/download/ss_dl_01.html
から VISTA対応 SonicStageVer.4.4 をダウンロード。 動作OK。

b)MicroSoft社ソフトによるチェック (あまり推奨できません)
  MicroSoft社が提供するソフト「Windows Vista Upgrade Advisor」を使用すると、現在使用のパソコンおよび付属機器がVista に Upgrade可能かどうかがチェックできます。 ソフトもチェックできるはずですが殆どできません。
 使用法:
・「Windows Vista Upgrade Advisor」にアクセスしてソフトをダウンロードして「実行」をクリックするとインストールされる。
・ソフトは自動的に起動し、「スキャン」をクリックすると、チェックが開始する。
・開始後、いろいろ広告が表示されるが、無視してしばらく待つ。
・スキャンが終わり、「評価」をクリックすると結果が表示される。 ただし、ソフトの評価は殆どできません。

WindwsVISTA はかなりのハイスペックが必要ですから、06年以前に購入したパソコンはVISTAへのUpgradeはせず買替えをオススメします。

 2)旧データの引越し

ここを参照してください。

 3)Windows XP/98互換モード

WindowsXPや、Windows98 互換モードでソフトを使用する方法があります。

(※1)Windows互換モード 1法
VISTAで下記 a) または b) の方法で旧Windowsの環境下で使える場合があります。 ただしうまくいかない場合も多い。

 a)個別設定
  ・
スタート → ソフト(プログラム)名を指定して右クリック → プロパティ → 「互換性」タブで
  ・「互換モードで実行」にチェックし 旧Windows名を選択、「管理者としてこのプログラムを実行する」にチェック
    → OK

 b)互換ウィザード
   スタート → コントロールパネル → プログラム → 
  ・【プログラムと機能】の「古いプログラムをこのバージョンのWindowsで使用」をクリック。
  ・プログラム互換性ウィザードが起動するので、あとは指示に従う。

(※2)管理者権限(UAC)変更による Windows互換モード 2法
上の1法でうまくいかなかった場合は、この2法でトライしてください。
VISTA では管理者権限が強化されたので、これに基づき互換性が失われる場合があります。 自動的に更新プログラムをダウンロードするソフトなどです。
この場合は、UAC(ユーザアカウント制御)をオフにすると使えるようになります。 ただし、この設定にするとセキュリティレベルは WindowsXPのレベルに落ちます。
 方法:
(ソフトをインストールする前に)
スタート → コントロールパネル → ユーザアカウントの追加または削除 → 画面一番下のメインのユーザアカウントのページに移動 → ユーザアカウント制御の有効化または無効化 → ユーザアカウント制御・・・のチェックを外す → OK
この操作をした後ソフトをインストールする。

(※3)DEP機能をOFFにする インストール または 実行 3法

DEP(Data Execution Prevention)とは データ領域に記録されたデータをユーザが
勝手に書き換えるのを禁止する機能。
メモリにはユーザが書き換えてはいけないデータ領域があり、その領域のデータを
書き換えるソフトは動作しない場合がある。

その場合の対処:
3-1法)
1)アイコン「コンピュータ」を右クリック
2) プロパティーをクリック
3) 左側タスクのうち、「システムの詳細設定」をクリック
4)パフォーマンスオプション画面で、「設定」→ 「データ実行防止設定」タブをクリック
5)出てくる画面で、「重要なWindowsプログラムおよびサービスについてのみ
有効にする」にチェック(黒丸)
ここで、「次に選択するものを除くすべてのプログラムおよびサービスについて
DEPを有効にする」にはチェックしない。

3-2法)
特定のソフトのみの DEP を OFFにするには右図のように
「次に選択するものを除く・・・・」は初期設定のままにして
DEPをOFFにするソフトの実行ファイル***.exe を Program Files から指定する。

 

上図では Web Effect.exe を指定。

Windows7  でのDEPの問題
http://msdn.microsoft.com/ja-jp/windows/dd891040.aspx
http://www.425262.com/support/index.php?itemid=173&catid=13

(※4)セキュリティソフトによるインストール妨害
AdobeCS3の認証システムがSecurity ソフト「Microsoft Security Essentials」などによって「危険」とみなされて 実行停止されることがある。
(ソフトはDVD-Rだから除去はされない)。
対策として、インストール前にSecurity ソフトをアンインストールし、インストール認証後に再度Security ソフトをインストールするとよい。

(※5)
http://blogbook.exblog.jp/10223198/

(※6)
http://helpx.adobe.com/jp/acrobat/kb/cpsid_92381.html


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