Outlook2003 / 2007 / (2016)

 使用感想 

長所: アドレス帳 ー Excelの連携が優れているので大勢のアドレス管理に適している。 ふりがなのインポート/エクスポートも可能。
・メッセージはテキスト文としてエクスポート可。
・宛名入力もWindowsMailのような問題はない。 
・過去のメールやアドレスを含め1つの巨大ファイル ***.pst に統合されるので管理がしやすい。ただし、


欠点1:  Outlook20** の最大の問題:
リッチテキスト(html)メールで発信すると、無意味な winmail.dat というファイルがしばしば添付されたり、添付ファイルがwinmail.dat に化ける。
これは送信相手がOutlook20** 以外の場合にしばしば生じる。 したがってリッチテキスト(html)メールは使えない。

送信側の対処
  テキストメールへの設定変更する。
Outlook2016:
ファイル → オプション → メール → メッセージの作成 → 「次の形式でメッセージを 作成する」で「テキスト形式」を選択する。
Outlook2003:
ツール → オプション → メール形式 → メッセージ形式 → 「このメッセージ形式で作成する」で「テキスト形式」を選択する。

受信側の対処 (送信側がリッチテキストで発信した場合)
 Gmailに転送してみる
https://itojisan.xyz/trouble/11746/


欠点2: 前述の ***.pst ファイルは メールが貯まるとその容量は数100MBにもなり、1つのメールが追加するたびに数100MBを書き替えるから重くなるし日常の バックアップがタイヘン。
対策:
1)***.pst のファイル分割: ファイル → 新規作成 → Outlookデータファイル → 上側の個人ファイル指定 → ウイザードで
別の個人フォルダが生成するのでそこにファイルやフォルダを移す。

2)裏技:Gmail に自動転送して、GmailでRecentモード ※)で受発信すればGmailサーバーに「送信済み」もBackUpされる。

データ互換: Outlookは、OfficeプレインストールPCを購入するか、別途Officeパッケージを購入する必要がある。
Outlookのデータ ***.pst はOutlook2007 2003 は相互にデータ互換がある。
http://questionbox.jp.msn.com/qa3950794.html

※) recentモード : メールソフト設定のサーバーユーザ名 (ID)「 ****@gmail.com 」 を 「 recent:****@gmail.com 」 に置き換える。
複数端末に最近30日間のメール(送信済みの控も)が来信する。 gmail解説を参照。

 設 定 
・Outlook2016

ネット情報
  連絡先グループを作成    Outlook でグループを作成    CSVファイルからインポート


・Outlook2007 ←→ 2003

Outlook2007 ←→ 2003 は相互インポートも可能。直接Drag & Paste は不可。メニューから outlook.pst をインポートする。
.pstファイルのインポートで メッセージ、連絡先が同時にインポートされる。
インポート後の連絡先表示についてはこちら参照

・データの格納フォルダと表示

・Outlook2003(XP): ファイル名 ***.csv などの汎用形式
 C:\Documents and Settings\Owner\Application Data\Microsoft\Outlook\ の中に、***.xml, ***.dat, ***.NK2 の3つのファイル
 C:\Documents and Settings\Owner\Local Settings\Application Data\Microsoft\Outlook\ Outlook**.pst, mailbox.PAB

上記フォルダーはデフォルトで隠しフォルダとなっている。 表示させるにはExplorer で
ツール → 表示 → 詳細設定の中で「隠しフォルダを隠す」のチェックをはずす。(vista)

バックアップ時のエラーと、巨大な統合ファイル ***.pst の修復:

Outlookは日常の使用で問題なくても、バックアップ操作でエラー表示がでて、バックアップ先の.pstファイルが消滅するトラブルがしばしば生じる。
この時、バックアップ元のファイルは一見異常なくOutlookは正常に動作する。
原因不明だが、対処法として下記いずれかの方法で回復する。
なお、バックアップ時はOutlookを終了させておく必要がある。これをしないと必ずバックアップ先の.pstファイルが消滅する。
 1.「削除済み」フォルダを空にする(すでに空でも、空にする操作を何度かする)
 2. いったんOutlookを終了し再度起動する。
  あるいは
 3. .pstファイルファイルを修復する。    ***.pst の修復法 1)  2) (Outlook2003)
C:\Program Files (x86)\Microsoft Office\root\Office16 (Outlook2016)
C:\Program Files(x86)\Microsoft Office\Office12 の中にある Scanpst.exe を起動し、Outlook.pst あるいはarchive.pst を指定する。 (Outlook2007)
C:\Program Files(x86)\Common Files\System\MSMAPI\LocaleID フォルダにある Scanpst.exe を起動し,上と同じ操作をする。(Outlook2003)

修復を実行すると、旧ファイル Outlook.pst はOutlook.bak としてバックアップされる。

なお、
Outlook 2007 / 2010は、メールアカウントをバックアップしたり復元したりする機能はない

古いアイテムの整理 :

MS社による解説 → http://support.microsoft.com/kb/830119/ja
一定期間(デフォルト:約6ケ月)を経過したメールは、「保存フォルダ」に archive.pst というファイル名で自動分離保存される。
これによりOutlook起動は outlook.pst のみになり軽くなる。 
閲覧は「保存フォルダ」内ファイルを見る。
Outlook 実行で、outlook.pst、archive.pst 両者が同時に更新される。outlook.pst のみではない。理由不明。
従って、ファイルバックアップソフトによる日常のバックアップではoutlook.pst、archive.pst 両者が実行されるので軽くはならない。

archive.pstは、「古いアイテムの整理」=指定日より古いアイテムが「保存フォルダ」に移動
で自動的に実行されるが、指定日や実行は手動でもできる。

・整理の自動設定:
  ツール → オプション → その他 → 古いアイテムの整理 
 解説 →  http://pc.nikkeibp.co.jp/article/NPC/20071219/289853/

・整理の手動実行:
  ファイル → 古いアイテムの整理
で指定ファイルを「保存フォルダ」に移動できる。
Drag & Drop で移動させないこと。エラーの原因となる。

表示のカストマイズ

Outlook の表示設定は
  ・ リストのレイアウト: 表示 → 閲覧ウインドウ → オフ
  ・ リスト表示: 表示 → 並べ替え → 現在のビュー → ビューの編集 → フォントサイズや、フィールド項目の設定
  ・メッセージのサイズ: ツール → オプション → メール形式 → フォント

 Excel 住所録との連携 

こちら参照

 Bcc に常に指定アドレスを記入したい 

この機能はThunderBird にあるが、.Outlook/ Outlook Express/ WindowsMail/ LiveMail どれもその機能はない。 

マクロを使えばOutlook も可能らしい。 ただし、毎回マクロの実行が必要。やはりThunderBird がいい。

方法: ALT+F11(またはツール-マクロ)から、 VisualBasicEditorを開いて、下のマクロをコピー&ペーストする。
http://okwave.jp/qa/q2333273.html
http://d.hatena.ne.jp/MikyE/20080428/1209346537

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Private Sub Application_ItemSend(ByVal Item As Object, Cancel As Boolean)
Dim objMe As Recipient
Set objMe = Item.Recipients.Add("example@example.net")
objMe.Type = olBCC
objMe.Resolve
Set objMe = Nothing
End Sub
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