迷惑メールを減らす方法
( 以下、Outlook Express は OE、 Windows Mail は WM と表記 )
2008/2/18改 安倍
迷惑メールの ヘッダー(ソース)情報 |
Received に経由したサーバーと送信元のIPアドレスやドメイン名が並んで記録されています。
その中の一番下(後ろ)が真の発信元で先頭(一番上)は通常偽装アドレスのようです。
from:のアドレスも偽装されます。
[ ]内の数字列がIPアドレス(パソコンごとにつけられた認識番号)で、その末尾が国を表しているはずです。
自分のPCのIPアドレスは分かりますが他人のIPアドレスは公開されてません。
https://www.akakagemaru.info/port/windows10.html
IPアドレスで受信拒否することはプロバイダの協力がないとできないようです。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1335078193
以下は、2010年頃の古い情報です。
1)プロバイダの段階で自動除去 (有料オプションでは効果大)
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大手プロバイダ利用者には現在では最も有効な方法です。 最近の迷惑メールは発信者名、発信アドレス、件名を変化させて発信するので、ユーザがこれらを指定して自動削除してもあまり効果はありません。 大手プロバイダでは、検索大手の迷惑メールブロック技術を導入して迷惑メールホルダーに自動振り分けするサービスを提供しています。
このオプションサービス通常は月200-300円の有料ですが、中には無料で提供しているプロバイダもあります。
加入プロバイダのサービスサイトにアクセスして、このサービスの有無を調べて登録しましょう。 現時点ではこの方式が最も有効です。
ただし、時として必要なメールも
「迷惑メール」と判定される場合があります。 特にネット上で申し込みした場合の返信が「迷惑メール」と判定される場合がありますから、時々「迷惑メールホルダー」の中身をチェックする必要があります。
迷惑メールフィルターを通り抜けたメール、あるいは正常なメールが
「迷惑メール」と判定された場合は、ユーザからの報告でプロバイダの学習機能で修正されます。
2)プロバイダでの指定語句除去 ( 1)と組合わせて効果あり)
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多くのプロバイダでは、メールがプロバイダに到達した段階で、登録した「件名」や「送信者名」、「本文内の語句」などの条件に従って削除してくれます。
この方法も 1)と同じく、プロバイダの段階で迷惑メールを「指定ホルダー」に振り分けてくれますから自分の端末には着信しません。
「件名」や「発信人」ばかりでなく、本文中の語句、例えば「出会い」 や「sex」 などを指定して該当メールをプロバイダに着信と同時に自動的に「削除済みアイテム」 のフォオルダに移動できます。
件名に、稼、儲、月収、収入、万円、0万、などの語句を指定するとよいでしょう。 ただし敵もさるもの、 例えば「viagra」を「vi-agra」「vi@gra」とか用語をイロイロ変化させて発信しますから要注意です。
プロバイダによってその条件の範囲が異なりますのでそれぞれのサイトを参照してください。
ワイルドカードの利用:ワイルドカードとは、*や?を指定語句にすると、その部分が任意の指定文字となる方法で、プロバイダによってワイルドカードが利用できる場合とできない場合がある。 *は任意の文字列数、?は任意の1文字である。 例えば「月*万円」と指定すると*がどんな数字や文字列でも指摘語句となる。
3)受信メールソフトでの除去 (OE では効果なし。WM ではある程度効果あり。)
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この方法では、迷惑メールは自分のパソコンに着信しますが、着信と同時に「削除済みアイテム」 などのフォオルダに自動的に振り分けできますから目障りはなくなります。
操作方法についてはMicrosoftのHPを参照して下さい。
http://support.microsoft.com/kb/879118/ja#step1
4)フリーメール:Gmail と OE/WM の組合せ
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無料で高度の効果が得られるが、設定が面倒。 プロバイダで上記 1)のサービスがない場合に利用するとよい。
Gmailは
・大容量のメールBOX
・優れた迷惑メール除去機能
・ウィルスメール除去機能
・OE/ WM
など
メーラーでの受発信可能
・発信アドレスを自由に指定できる。
・広告が挿入されない
などの
優れた機能があります。 これらの機能は日常のメールアドレスに対しても無料で利用できます。
迷惑メール防止への Gmail利用法は こちらをご覧ください
5)ウイルス対策ソフト内臓機能
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・最近のウイルスバスターなど、ウイルス対策ソフトには迷惑メールカット機能があるものが多くなっています。 この効果のレベルはかなり高いようです。
6)その他
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・「POPFile」の日本語版:
メールサーバーと、OE などのメールソフトの間に入って動作する学習型の迷惑メールフィルタリングソフト 。
学習型なので使用するに従って賢くなる。
プロバイダの対応
・ポート25ブロッキング :正規のメールサーバーからの送信のみを配信する業界規制
(この処置で日本のサーバー発の迷惑メールは急減した)。
・送信者ドメイン認証:メールを受信したサーバーは、認証ドメインのリストを参照し、該当しないサーバーから送信されたメールだった場合、受信を拒否する方式。