メールでの無意味な自動改行 08/6/8 16/10補足

メールソフトには自動改行位置の設定があります。
・Windows Mail :
「ツール」 → 「オプション」 → 「送信」 → 「テキスト形式の設定」 → 「送信時に文字を自動的に折り返す」 で、 30-132文字(半角あるいは全角)を設定できます。
・Outlook2016: (デフォルト:半角76)
ファイル → オプション → メール → (メニューのはるか下)メッセージ形式
・ThunderBird(デフォルト:半角78)
https://67.org/uk/2015/07/thunderbird-wordwrap.html

ただし、この数字を入力しても 殆どの場合無視されます。 なぜそんな無意味な設定があるのか?

理由:
自動改行は、アルファベット表記を対象に作られたもので、語句の途中改行を防止(Word wrap)するために半角空白の位置で自動改行される仕様になっています。
その結果、日本語では文字を繋げて表記するので半角空白がなく、句読点や全角空白 を含め、文章全体が1つの語句とみなされて自動改行されません。
試みに、自動改行を30文字に設定して30文字以後に半角空白を入れると、空白箇所で自動改行されます。(いったん保存して呼び出すと改行されてます)。
半角文字も全角文字も1文字としてカウントされます。
また、Win98では半角を奇数個記入すると末尾に半角空白が1つ入りましたが WinXP以後そのような処理はなくなりました。
この処理とともに自動改行は実質的に無意味となったようです。
時には半角空白を使うこともありえますから、自動改行設定は最大の132文字にしておくのが無難です。

自分で適当に改行すると相手のメールソフトでは意図しない箇所で改行されて見にくくなります。
メール文は文章が一段落するまでベタ打ちすると、いつも文末がそろってきれいになります。
ただしこの場合、返信では引用マーク「>」が入って1文字多くなるので改行がまたオカシクなる。
このオカシな仕様は、中途半端な日本語化の結果のようです。  もしかして、中国語では解決してるかも知れません。

参考:
http://pc.nikkeibp.co.jp/article/NPC/20060817/245871/
http://ogre.mx/1701
http://pc.nikkeibp.co.jp/article/knowhow/20090413/1014222/?rt=nocnt


以下 16/3/23補足

WindowsLiveでは、htmlメール、テキストメール、どちらも発信時に自動改行はなく、受信者側も自動改行されない。
すなわち、ThunderBirdでは、WindowsLiveからのメールは自動改行はないはず。
ThunderBirdは、htmlメール、テキストメール、どちらも発信時に全角36文字で自動改行され、受信者側もそれに従うはず。
しかし、ThunderBirdは36文字で自動改行のはずが時々メール作成時は自動改行されず送信後に自動改行されることが
あるから送信時に36文字を越えないように注意が必要である。
改行に伴うレイアウト崩れに関しては → こちら参照


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