海外から 日本語メールを送信する方法
オンライン(クラウド)日本語入力ソフトの利用
スマホを持参して海外のWiFiスポットで利用すれば国内と同じ操作で使用できるので下記内容は不要です。
最近は海外の空港やホテルでインターネットを利用できます。 でも、日本の家族にメールを発信しようとしても多くの場合日本語メールを発信できません。 その理由は、
の2つのケースがあります。 それぞれの対処法を紹介します。
1. パソコン本体で日本語フォント ※1)が設定されていない。(一部のパソコン)
海外の空港や、ホテルの端末は殆どの場合、日本語を含めた多言語対応になっています。 でも、たまには日本のホームページ全てが文字化けして見えないことがあります。 その場合はWindows で、使用言語に「Japanese」を追加設定する必要があります。
設定法:
下の ※1) をご覧ください。簡単に自分で設定できます。
この設定で、日本のホームページや日本からのメールを読むことができます。
2. 日本語入力ソフト ※2) がインストールされていない。 (多くのパソコン)
海外のパソコンの多くは日本語入力ソフトがありませんから日本語は読めても日本語入力はできませんでした。
即ち、海外から家族へのメールも英文にしたり、ローマ字で書く必要がありました。
ところが近年、簡単に日本語メールを発信できるサービスが提供されています。
その方法は、パソコン内の日本語入力ソフトを使わず、日本のメールサーバー内の日本語入力ソフト(オンラインソフト)を利用する方式です。 この方法を使うと海外パソコンからも簡単に日本語メールを発信できます。 この方法を紹介します。
この方法は ブラウザの種類や Version によっては動作しない時あり。その場合は 1)、2)、3)をそれぞれテストする。
例えば、IE8: 2) 3) OK 1) × FireFox3.6: 1) 3) OK 2) × Chrome: 2) OK 1) 3) ×
1)オンライン日本語入力ソフト Ajax−IME |
1) まず日本国内で、プロバイダ提供Webメール、あるいは Gmail 、Yahoo、Hotmail 、などのフリ−メール に登録してWebメールを使えるようにしておきます。
2)海外(あるいは国内)で下記 Ajax−IME にアクセスします。(無料)
http://ajaxime.chasen.org/
3)次に、 Webメールを立ち上げ、
2)オンライン日本語入力ソフト romaji kana station |
方法は1)のAjax と同じ。
3)オンライン日本語入力ソフト Gmail |
Gmail 会員は下記の方法もあります。 Gmail 会員でない方が本法を使う場合は会員登録が必要です。
※1)日本語フォント |
インターネットでの文字情報は全てコード化されて処理されます。 例えば「旭」の文字は、JISコード番号:3030、シフトJISコード番号:88AE です。
パソコンでは通常「シフトJISコード」が使われますが、メール送受信は「JIS コード」です。
メール受信やPC処理後、このコードを「旭」に再変換(デコード)する必要があり、それには 日本語文字(フォント) がパソコン内に設定されている必要があります。
それがないと,表示されず文字化けします。
Windows には日本語を含め世界各国の文字(フォント)が入っています。 ただし、使用するには各言語ごとにパソコンでの設定が必要です。 当然ながら日本のパソコンでは日本語使用が設定されています。 しかし、海外のパソコンではそうとは限りません。 日本のホームページが全て文字化けする場合は、使用言語に「日本語」を追加設定する必要があります。簡単に自分で設定できます。
設定法:
Internet Explorer の アイコンを右クリック → Propaty(プロパテイ) → General(全般) → Language(言語) → 追加 → 「Japanese」 → 「OK」。
これで日本語フォントが本体メモリに追加設定(インストール)されます。
以上で海外のパソコンで日本語を表示させることができます。 最近の海外の空港やホテルでは殆どの場合、日本語フォントが表記される設定になっていますから、上記の操作をしなくても、日本からのメールや、日本のホームページを“見る”ことができます。
でも、それだけでは日本語を“入力”することはできません。 日本語メールの作成もできません。 そのためには日本語入力ソフトが必要です。
※2)日本語入力ソフト |
日本語入力ソフトとは、
を持つもので Windows日本語版 付属の「IME」や、一太郎付属の「ATOK」などがあります。 これがパソコン本体にインストールされていないと日本語入力ができません。
海外の空港やホテルで日本語メールは読めても日本語メールを作成できないのは、この「日本語入力ソフト」がインストールされていないからです。
やむをえず、メールを英文で書いたり、ローマ字で書く必要がありました。
この「日本語入力ソフト」は 10MB以上も内部メモリを消費するので多くの海外パソコンにはインストールされていません。
以上のように、海外のパソコンで日本語メールを「読む」のは簡単ですが、「書く」のはかなり困難でした。
その対策として生まれたのが上記の Ajax−IME や Quick Gmail です。
蛇足) オンラインソフト の意味するもの |
「日本語入力ソフト」をパソコン内に置かず、メールサーバー内に置いて、外からここにアクセスして利用する「通称:オンラインソフト」方式は、従来のメールと違います。
パソコン本体内に「日本語入力ソフト」がインストールされている必要はありません。
Google社は、日本語入力ソフトに限らず、いろいろな分野でこの「オンラインソフト」の活用を積極的に進めています。
この方式が進展すると、ユーザーは自分のパソコン内にソフトをインストールする必要がなくなります。
すでに、「オンラインソフト」の Word や、Excel の互換ソフト「 GoogleDoc & Spreadsheet 」や「 ThinkFree 」 も登場しています。 Microsoft社は危機を感じ、Yahooとの提携模索の一因となっているようです。
皆さん、これらのオンラインソフトも使ってみませんか? サーバー内のソフトをそのまま利用しますからインストールは不要で、スグに使えます。もちろん無料です。