Html メール  2016/1改 安倍

 htmメールは安全か


htmメールは、ホームページのように表現力豊かなメールとなります。 しかし、添付ファイルなしにウイルスの挿入が可能なので
「htmメールはやめよう」との警告がネットに多数でています。 例えば、
 IPA(経産省傘下の情報処理機構)の注意
http://www.ipa.go.jp/security/personal/base/mail/point1.html
 他、
https://www.sal.tohoku.ac.jp/~gothit/nohtmlmail.html

また、メール容量が大きくなるし、余計な画像が入ってウザッタイ。
などの理由で、これを嫌い、Htmlメールの受信拒否や、テキスト部分のみの受信設定をしている人が多いですから注意してください。
しかし、2010年以降はhtmメールは安全のようですから安心してお使いください。

 htmメールは安全 問題は受信者側の設定



日経パソコン誌(2010. 6. 14号)
  http://pc.nikkeibp.co.jp/pc/npcs/pdf/100614/answer.pdf
によれば、htmlメールが原因のウイルスはなくなった。だから安心してhtmlメールを使用してよい。とのことです。
安心してよい理由は
 1. htmlメールに関するWindows の脆弱性がなくなった。
 2. OutlookExpress/WindowsMail の初期設定でのhtmlメールの機能制限が強化された。
したがって、セキュリティが向上してhtmlメールの悪用が困難になった。 とのことです。
そういうわけで、VISTA以後は標準設定で安心してhtmlメールを受発信して いいようです。(WinXPはサポート終了しているが安心か?) 

以上のようにhtmlメールによるウイルス感染の心配はなくなったが、問題は WinXP以前、あるいは以後でもIPAの忠告に従った設定変更
でhtmlメール受信制限をしているユーザが はたしてどのくらいいるのか? 残念ながらそのデータは見つかりません。
ですから、多人数相手に送信する場合はテキスト受信に制限してるユーザへの配慮が引き続き必要と思われます。
http://www.innovation.co.jp/b2blog/textmail_htmlmail/

メールマガジンでは登録時に、htmlメールか、テキストメールか、を選択できるようになっている場合が多いですが
最近ではhtmlメールとテキストメールを統合した「マルチパート」方式によって送信はhtmlメールだが、受信環境に応じて自動的に
テキストメールに変換する方式が増えているようです。 残念ながら個人レベルではできません。
http://www.cuenote.jp/fc/capability/multipart.html
http://mailmarketinglab.jp/what-is-multi-part-email/

注意点:
・凝ったホームページは閲覧者のブラウザの種類やバージョンによって見え方が異なる問題が生じますが、htmメールではさらに、
メールソフト、ブラウザ両者の種類やバージョンによって、見え方が大きく変わります。
ブラウザによっては、セキュリティに関する警告が表示されたり、画像自体が表示されないこともあります。

・Outlook2007 を含め、多くのメールソフトには htmlソース編集機能はありません。
その場合は、 SharePoint Designer を使ってください。 と、MS社のマニュアルには書いてあります。

・JavaScript やFlash動画、などの変化に富む表示は避けたほうがよいでしょう。
これらはコードに <embed> などが使われ、これがあると、ブラウザとメールソフト の組合わせで表示不全に なるばかりでなく、
ここに危険なプログラムも入れる ことができる場合があるからです。
したがって、その使用にあたっては細心の注意が必要です。画像を使う場合はjpeg静止画像を単純な表にはめ込み、あとはテキスト文字装飾と着色程度にする。
という極めて単純な構成にするのが賢明です。

 テキストメール転送での注意と、htmメールでの配慮

大勢の方に「お知らせ」を配信する際、HTML形式を使う場合は着色文字太文字などの装飾文字は使わず(【 】 ●◆などの)テキスト文字で
強調する配慮が必要です。 なぜなら受信者の中にメール設定でテキストのみの受信者でがいると、通常のテキスト文字になるからです。

受信メールをテキスト形式で転送すると、文字コードなどの基本情報は維持されますがフォントや文字大きさの他、特に空白の処理は自分(転送メール
送信者)のメールソフト設定情報に置き換えられてしまうので下図のようにレイアウトが崩れることがあります。
html形式で転送すれば元のメールの発信情報が保持されてレイアウトは崩れないようです。
テキスト形式で転送したい場合は、いったんhtml形式で編集し、送信直前にテキスト形式に設定するとよい(ThunderBird)。

 テキストメールを受信  左のメールをそのままテキストで転送すると下のようにレイアウトが崩れることがある。
その場合、html形式で転送すれば崩れない。
   

 文字装飾、画像挿入、リンク設定

 

下図メール作成画面でワープロ感覚で編集できる。

WindowsLiveMai(VISTA/7):
下図メニューボタン(赤矢印)でテキスト形式、Html形式の切替えができる。

WindowsMail(VISTA):

テキスト形式、Html形式の切替えは、メール起動画面で 
ツール → オ プション → 送信 → メール送信形式 → Html形式 にチェック。
あるいは
メール作成画面で、書式→ リッチテキスト(HTML)を選択。

リンク設定は下図メニューボタン(赤矢印)でできる。

Outlook Express :

メール(メッセージ)の作成→ 書式→ リッチテキスト(HTML)を選択

下記に詳しく解説
http://www.fdj.com/fdj_mail/html/p02.html

htmlソース編集:
メールの作成→ 表示→ ソースの編集→ 画面下の「ソース」タブをクリック。
htmlソース編集ができない人は、ホームページビルダーなどで編集して、 そのソースをhtmlソース編集画面にコピーすればいい。
その場合、画像挿入する時は、その画像の保存フォルダーを メール下書きフォルダーに入れておく必要があると思います。
また、サーバーの画像を絶対パス(URL)で指定する方法も可能です。
例えば、HTMLコード編集で <img src="http://www.kyoku.gr.jp/abcd.jpg"> のように画像挿入することもできる。

 背景画像、背景音 WindowsMai / Outlook Express

 


 メール作成画面で 書式→ リッチテキスト(HTML)を選択後、同じメニューで 背景→ 画像/サウンド で背景として画像や音を使える。

MIDI背景音使用の注意
パソコンの音量を小さく設定しておくと、送信メールの背景音も小さくなり、結果として音が全く聞こえなくなる場合がある。背景音を挿入する前に音量を大きくしておく必要がある。 MP3/WAVではこの問題はないが、これらはファイルサイズが大きいので使用は避けたほうがよい。
音量設定法:下記いずれかの方法でできる。

 ひな形 WindowsMai / Outlook Express

 


メッセージ → ひな形 → で既製のひな形を使うことができる。 あるいは「ひな形の選択」※1)を選択するとネットから入手の「ひな形」を使うことができる。
ただし、ネット上で入手できる「ひな形」はWinXP-SP2以後、セキュリティ強化※2)で多くの場合使えないから注意が必要です。
自分のメール作成画面では問題なく使えても、相手には伝わりません。
「ひな形」を使用する場合は事前に自分宛に発信して別のPCで受信確認する必要がある。(発信と同一PCでの受信試験は不可)

私のWinXP-SP2での試験結果では、 「ひな型」使用は
1)MicroSoft社提供ひな形は問題ない。
2)ネット入手の ひな形「ひな形の選択で使用」はWinXP-SP2では画像や音は消えることが多い。

※1)「ひな形の選択」は
 Program Files/Common Files/Microsoft/ Shared/Stationery ホルダ 内にHtmlのファイルで格納されていて、自作できるしネットからも入手できる。

2)セキュリティ上の理由により、HTML部分からは自動的に一定のタグが除去される。このため、Outlook Express などで「ひながた」を使用して作成したメールは、背景の画像が表示されなくなる。
  Webメールは、SSL(Secure Sockets Layer)によって情報を保護しているため、HTMLメールから外部(http://〜のアドレス)に置かれている画像ファイルを呼び出している場合、ブラウザーによっては、セキュリティに関する警告が表示されたり、画像自体が表示されないことがある。

 WEBページ丸ごと WindowsMai / Outlook Express


ホームページのようなデザインのメールを作成するには、ひな形 → webページ を利用する。
そのためには自分のwebサイトにそのホームページを作成しておく必要がある。 このURLを
メッセージ → ひな形 → webページ でURLを指定すればメールに取り込める。
ただし、Flashのような動画や、背景音はカットされる。 (GifアニメはOK)。背景音は別途、上記「背景画像、背景音」. の方法で取り込む。
この、ひな形(webページ)で自作のみならずネット上の他のホームページもメールに取り込み再加工できる。

ただし、この方法はメールに全ての画像を取り込むので容量が大きくなり受信者に迷惑がかかる。 したがって殆ど意味がないばかりか弊害が大きい。 
メールにURLを記述して受信者にこれをクリックしてもらう方が受信者の負担ははるかに小さい。 

 PDFへ変換



受信したHtmlメールを転送する場合、転送先がHtmlメール受信環境でない場合がある。
その場合は、Wordにコピペ → PDF変換 してホームページに掲載し、そのURLを相手に伝えるとよい。
(Htmlメールから直接PDF変換すると、メールヘッダーもPDF変換され、その削除などの編集がやっかい)
PDF変換法:
http://1939abe.web.fc2.com/pc/hp/pdf.htm#mail



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