Gmail (WEBメール) の特長と利用法 1 安倍 毅 10/11/18 12 15/1 一部改
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メールはOutlook Express やWindows Mail などのメールソフトで受発信するのが一般的ですが、Gmailの進化で大きく変わりつつあるようです。 Gmail
はメールソフトを使わない、いわゆる「WEBメール」が主体です。 WEBメールは従来から多くのフリーメールや、プロバイダのサイトで利用できましたが機能は限定されて単純な受発信しかできず、さらにアクセスに毎回面倒なIDやパスワード入力が必要で殆ど使われていませんでした。
一方、フリーメールの一つ、Gmail はWEBメールとして最近大きく進化し、機能も使いやすさもOutlook Express やWindows Mail などのメールソフトを上回りつつあり、日常でのメール手段として急速に拡大しつつあります。 その特長とは、
- 全ての機能がクラウド(WEB)上にあるから、どの端末でも使え、外出先でも、海外でも利用できる。
PCを買替えても、設定データ、アドレス帳、メッセージ記録などの引越しが不要、 というwebメールの特長を持つ。 - メール分類、検索、アドレス管理などOutlook Express などのメールソフトを上回る機能がある。
- ID、パスワードが保持指定できるのでクリック一発でアクセス可能で使いやすさが大幅に向上した。
- 受発信メールアドレスとして、従来のプロバイダ提供のアドレスが使える。
- 保存容量が15GB もあるのでアドレス帳を含め、保存庫としても使える。従ってバックアップが不要である。
- 無料で、送受信メールに広告挿入がない
- アドレスはいくつでも取得できるから、ネット通販やメルマガなどの迷惑メールの危険性がある用途用に別アドレスが使える。
これらの特長から、Outlook Express などのメールソフトによるメールの受発信(POP受信)に代わって日常のメール受発信に使える。
現時点(2010/11/11)では、これらの特長を併せ持つ フリーメールはGmail のみのようです。
MS社のHotMail、YahooMail はこれらの機能で劣ります。 → 比較表
以下にGmail の設定法を説明します。
Gmail の設定
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- まず、Gmail のアカウントを取得。
- Gmail からの発信アドレスをプロバイダアドレスに設定。
- プロバイダからGmail へ メール転送設定。
具体的手順
1) | Gmail のアカウントを登録し、メールアドレス: ***.@gmail.com を取得する。(無料) |
2) | Gmail からの発信アドレスをプロバイダアドレスにする: Gmail 画面右上の「設定」 → 「アカウントとインポート」 → 「名前」 → 「別のアドレスからメッセージを送信」 → 名前と、プロバイダアドレスを入力、「SSLの項はチェックせず」→ 「次のステップ」 →(どちらかにチェック) → 「次のステップ」 → 「確認メールの送信」 をクリック。 すると、 確認のためのメールが来信するので指示に従ってチェックする。 「アカウントとインポート」の画面で プロバイダアドレス右側表示: デフォルト(標準設定)に設定」をクリック。 その下の「メッセージの受信時」で、 「常にデフォルトアドレスから返信する」にチェック。 以上の設定で、WEBメールの他、携帯メールの差出人アドレス がプロバイダアドレスになる。 |
3) | 自分のプロバイダで、Gmail へ転送設定する。 ここで、 「転送後プロバイダサーバーにメールを残さない」設定にする。 併行してメールソフトでも受発信する場合は「転送後プロバイダサーバーにメールを残す」設定にする。 以上 |
Gmail の操作
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Gmail は従来のOutlook Express やWindows Mail などのメールソフトと操作性が少々異なり、分類を
「ラベル」
で行います。 この方法は最初は面喰いますが、慣れると従来のDrag & Drop による分類法よりも使いやすく、かつ複数の分類項目に入れることができ、かなり優れた方式です。 。 |
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● | メールリスト(スレッド)の表示: Gmail では返信された関連メール群は折りたたまれて1行リストになり見にくい。慣れないと来信メールを見落とす。 従来の表示にするには 設定 → 全般 → スレッド表示 → スレッド ビューを無効にする |
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メッセージの分類と表示: 左窓「メール」で ・分類項目(ラベル)の設定 「設定」 → 「ラベル」 または 「ラベル」→「ラベルの管理」 で分類項目(ラベル)を作成。 ・受信トレイのスレッド(メールリスト)を選択 → 「ラベル」クリックで分類ラベルを指定すると分類項目の中に入る。 ・受信トレイのスレッドを選択 → アーカイブ 又は移動 で受信リストから消える(消去でない)。 ・送信済みスレッドは分類に入れることができるが「消去」以外に非表示にできない。アーカイブや移動でも消えない。 ・「設定」 → 「ラベル」の中、「システム ラベル」で「表示」「非表示」を選択できる。 ・Bcc に自分を入れると、整理後は「送信済み」と統合されて1つになる。 |
● | 「すべてのメール」とは: ・「すべてのメール」とは アーカイブに入ったメールのことで、文字どおり送受信「すべてのメール」スレッドがある。 ・(スレッドを消去しないかぎり)「すべてのメール」には全ての送受信スレッドがある。 ・「すべてのメール」で一括で検索できる。非表示にもできる。 |
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連絡先(アドレス帳)の管理: 左窓「メール」で |
● | メール宛先への入力: ・ To:をクリック → 各グループから選択 グループ全員の場合は、グループを表示して → 「すべて」 ・グループを表示して、その中から宛先指定できるのでWindows Mail よりも遥かに使いよい。 |
● | 連絡先のインポート法: ・左窓下「連絡先をインポート」あるいは、メールリスト上「その他の操作」で グループごとにExcel(CSV形式)から名簿をインポートできる。 Hotmail、Yahoomail はこれができない。 ・インポート元のCSVのフィールド名は 「名」または「姓」と「電子メール アドレス」「名前フリガナ」にする。 「名前」という表記は不可。半角カナは不可。電子メールとアドレスの間は半角空白が必要。全角空白は不可。 それ以外のフィールドがあっても可、列順番も問題なし。 ・Outlook からエクスポートしたCSVファイルはそのままインポート可能。 Outlook からエクスポート法: ファイル → インポートとエクスポート → ファイルにエクスポート → windows またはdosテキスト コンマ区切り ・「名」、「姓」、「電子メール アドレス」、「名前フリガナ」 左記以外はNote に入る。 ・インポートされたデータは「名前フリガナ」順に並ぶ。 従ってフリガナの先頭に0をつければ先頭になる。 |
● | 連絡先の並び順:
・ラベルで分類された連絡先は「フリガナ」順に並ぶが、それを宛先入力で呼び出した表はフリガナ順でなく「名前のAscii」順に並ぶ。 従って、両者で優先させるには「フリガナ」「名前」両者の先頭に「0」を置くといい。 |
● | メッセージのエクスポート法:
以下の手順でGmail のメッセージをOutLook などのメールソフトに移せる。 ・Gmail設定で、「メール転送と POP 設定」の「POPダウンロード」で「すべてのメールでPOPを有効にする」にチェック。 ・Gmailの送信済みメールを受信トレイに移動(「送信済みメール」からは消えない)。 ・メールソフトでGmail受信する。ただし、1回の受信量は200件らしい。 これを繰り返す。 |
Gmail POP受信
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●メールソフトでのPOP設定: 受信:pop.gmail.com ポート995 送信:smtp.gmail.com ポート465 どちらも、「このサーバーはセキュリティで保護された接続が必要」 にチェック。(以前はこのチェックがなく、ポート番号も別でした) gmail推奨では設定は上記のように少し変わったようです。 https://support.google.com/mail/answer/13273?hl=ja&rd=2 ●Gmail側の設定: 設定メニューで、 ・「メール転送と POP/IMAP」 POPダウンロード 1.ステータス:すべてのメールに対して 「POPが有効」 その下の○3つともチェックはなし。 ・IMAPアクセス: ○IMAPを無効にする。 にチェック これでダメなら下記情報があります。 http://www.attrise.com/ceo/archives/10447 |
Gmail のバックアップ 2017/1
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http://getnews.jp/archives/1592135
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● | 消去での注意: ・Gmail は、連絡先や、メッセージをラベリングという手法で分類する。この方式は1つのデータを複数のグループに分類できる メリットがあるが、注意しないと1つの分類(グループ)の中でデータを消去すると全て分類に対しても消去される。 分類から外す時は消去せず、ラベルを外す。 連絡先の場合、グループを表示してラベルのチェックを外す。 ・消去されたメッセージは「ゴミ箱」に移動し、ここから回収できる。ゴミ箱のメッセージは30日で自動消去される。 |
● | 使用容量はメール画面の下覧に表示 |
● | ・迷惑メールを解除してもまた迷惑とされる場合:アドレス帳にそのアドレスを登録すればよい。 |
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