同報発信  (安倍)

一つのメールを大勢の人に同時発信(同報発信)する場合、すべてのアドレスを宛先に入れると下記問題が生じます。

その対策として 1)Bcc 法  2) 同報メール発信ソフトを使用 の2つの方法がある。
また、これらの対策をする、しない、に関わらず、大量発信はプロバイダによっては「迷惑メール発信対策」のために規制していることがあるので要注意です。
例えば、Mfnet では299名までしか同時発信できない。 Nifty の場合、同報ソフトを使用して他のサーバー経由で発信するとフリーズすることがある。

  ) Bcc 同報発信 

宛先:に適当なアドレス、例えば自分のアドレスを入力して、Bcc: に大勢のメンバーを入れる。
宛先名は適当でもいいが、自分のアドレスを「〇〇同窓会」などグループ名で別に作り、それを使用すると受信者にとってわかりよくなる。

  2) 同報メール発信ソフトを使用

同報メール発信ソフトを使用すると受信者は個人宛と同じスタイルで受信できる。
  以下「MailDistributor」、「MailMagic」、2つのソフトを紹介する。

・Mail Distributor 推薦 (フリーソフト) VISTA/7/10 で動作 
 http://www.woodensoldier.info/soft/md.htm
使い方
 http://www.woodensoldier.info/soft/md-manual.htm
使用法解説も上記サイトにあるが分りにくい。

基本設定:

   
私の場合は左図のように
「POP before SMTP」はチェックせず
「SMTP AUTH認証を使用」はチェックを入れています。
これは使用メールサーバーによって異なるので要確認です。
下記マニュアルでは逆になっています。
http://www.woodensoldier.info/soft/md-manual.htm

・VISTA/7/10 に対応するがVISTA の場合は要注意※)
・150名宛の送信OKでした。もっと多くてもいいようだ。 ただし、別プロバイダ経由発信(Mfnet → Nifty)の場合12名宛で9人目でフリーズした。 
同一プロバイダではOK。
・送信先のアドレス帳は、Excel表(CSV形式)からインポートする。 Excel表の項目名順番は適当でよく、不要な項目があってもよい。
・メール編集画面のアドレス帳で、氏名行左端のチェックにより選択発信ができる。
・本文冒頭や文の途中に <%Name%>様 を入れると、山本太郎様 のようになる。
・同サイトのFAQ集に Excelからのインポート法の説明があるが少々不親切なので下記に補足します。

 Excelアドレス帳(CSV形式)からのインポート

・CSV形式の元帳は、姓と名は同一項目(フィールド)に入れておくこと。  元帳で別項目になっていた場合は、=a1&b1 で同一項目に統合しておく。
・CSVファイルの項目名の順番は自由。 フリガナなど余計な項目があってもよい。 インポート後の個別編集もできる。
・元帳はどのフォルダにあってもよい。 インポート先はDocumentsフォルダ下の、Mail Distributor フォルダー内になる。
・ CSVファイルの1行目は項目行として無視される。

 インポート方法
アドレス帳の表示窓を部分表示にすべし。全画面表示では下の「OK」が見えないことがある。
元帳のExcel表は必ず閉じておく。
・アドレス帳 → アドレス帳の編集 → ファイル → 新規アドレス帳の作成(必ず必要) → 名前(例:test)記入  → OK
・(元の窓で) アドレス帳の編集 → 左窓「Address」をクリック → testが表示 →
・test をクリック → ファイル → CSVからのインポート → CSVファイル指定 →
・左窓の colum name で「名前」(インポート元)を指定、続けて右窓で「Name」を指定。 → 「 >> 」 をクリック
・左窓で「メールアドレス」(インポート元)を指定、続けて右窓で「e-mail」を指定。 → 「 >> 」 をクリック → OK
・ファイル → 閉じる
以上で、Documents/Mail Distributor フォルダ内にインポートされる。

 注意事項:
氏名の途中や後ろに「 , 」(コンマ)があるとうまくいかない。インポート後アドレス指定で、 編集画面右窓で氏名とアドレアスを確認すべし。
・CSVファイルの1行目は項目行として無視される。
・Excelアドレス表の項目名をはじめから「Name」「e-mail」にしておいても上記の変換操作は必要。
・既存アドレス帳の名でインポートすると、既存アドレスに追加される。

・アドレス帳の編集は、メニュー「アドレス帳の編集」で行う。
 1行削除は、行左端の空白セルをクリックして行選択後 → Delete
・アドレス帳の名前変更は、Documents/MailDistributer フォルダ内の2つのファイル名を直接変更する。
    1つのアドレス帳にファイルは2つあるので注意!

 新規メールと、本文の編集:
アドレス帳表示窓を部分表示にすべし。全画面表示では下の「OK」が見えない。
・ファイル → 新規メール
・本文冒頭あるいは本文中に <%Name%>様 と入力すると、<・・・>に個別氏名が入って送信される。 (いわゆる本文差込み)。
・添付ファイル可能

・「アドレス帳を指定」 で指定 → 画面右下「OK」 (全画面表示では「OK」が見えない)で、編集画面の右窓に送信アドレスリストが表示。 
 ここでリストのチェックを外せば送信されない。
  → 「メール送信」で送信
・保存: ファイル → 終了 で, 本文、右窓指定アドレス帳、ともに保存される。ただし、右窓指定アドレスの発信チェックは全て✔で保存。
 下書状態でも保存可。 

・誤アドレスがあると、それのみが不達。他に影響せず。  アドの後ろに空白があっても送信OK。
 不達は設定アドレスに返送される

その他注意:
・アドレス帳編集を全画面表示にすると、設定を決定する「OK」ボタンが画面下にあるタスクトレイの裏に隠れ見えない(従って「OK」ボタンに気づかず、これをクリックしない)ことがある。
 アドレス帳などの編集画面を部分表示にするか、あるいはタスクトレイを画面右サイドに移動すべし。
・送信済みの記録はLogsを見ないと分からないから送信確認のために送信宛先に自分宛も入れておくとよい。
・未送信のまま終了すると、送信済みの保存と区別しにくいから注意。
・送信済みメールの確認: メニューバーにある「SMTPログ ON/OFF」を「ON」表示にしておくと、フォルダ Mail Distributer/Logs/SMTP に送信済Logが保存される。
 1つのLogファイルには数回分の発信が記録され、一番下が最新Log。

※)VISTAでの注意
インストール先を通常のフォルダ:ProgramFilesにすると起動時に「'・・・・・Addresses'へのアクセスが拒否されました」のエラーメッセージがでる。 
無視してもいいが、イヤな場合はインストール先を「User」にすればOKです。

ネット上の解説
使い方
http://www.woodensoldier.info/soft/md-manual.htm

FAQ
http://www.woodensoldier.info/soft/mdfaq.htm

・Mail Magic  Infinisys社 この分野の老舗 (有料ソフト

無料体験版は宛先20件まで。
http://www.infinisys.co.jp/product/mail_magic_pro/index.shtml
有料版 7500~約1万円

・VISTA/7/10対応
・Html メールが可能
・発信前に個々の正確な発信内容を確認できます。
・送信先のアドレスは、Excel表(CSV形式)を直接使用できます。
・ CSVファイルの1行目からインポートされるから項目行は使えない。デフォルト設定は1列目:アドレス、2列目:氏名。
・ポート25番ブロック対応(有料版)


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