サウンド  07/3/26、09/1/3改、18/2改  文:安倍 BGM:小塚 三喜夫
          このページ左上の ▶印 をクリックすると、PC、スマホ両者で動作する背景音が流れます。
          HTML5の<audio>コードを使用し、音源は別サーバーに置き直リンクした。

                                                                 


 
 )音楽(音波)のデジタル化  

音楽(音波)をデジタル化するには、時間軸(周波数)に対応した音量(振幅)の数値が必要です。
どちらも小さい間隔で数値化すればより原音に近い音を再現できる。 CDなど一般には

1)時間軸のサンプリング(1秒間の音データの採取回数 = 標本化)は、人間が感知できる最大周波数20KHz の約2倍の44.1KHzが使われる。
2)音量は16bit(2の16乗=65536)段階に量子化される。

これらの数値からデータ容量を算出すると、70分録音のCDの容量は
44100Hz×(16/8)byte×2(stereo)×70分×60sec=約700MB となる。
(カラヤン指揮のベートーベン第九交響曲は70分あり、これを1枚のCDに収める必要があることから CDの容量700MBが決定された。という説があります。)
MDではこれを約1/10に圧縮するから 約70MBとなる。

 )音のファイル形式  

下記 2種に分類される。

a. PCM形式: 上記1)の波形をそのまま符号化したもの。 
 PCM形式は、Windowsで標準化されているWAV形式(拡張子:.WAV)、音楽CD録音で一般化している CDA形式などがあり、さらに それらを 圧縮した、MP3形式( 拡張子 :MP3 )、MS社が提唱する圧縮WMA(拡張子:.wma, wmv, asf)など多数のファイル形式がある。

b.MIDI形式: 楽器に対応した音色(波形)と音符(波長)、及びそれらの制御信号で表したもの。
 MIDI形式(拡張子:MID)は、楽器の種類(ピアノだけで8種)に応じた波形データを同時に16種扱う制御信号で処理する。 
再生音は ユーザーパソコンの音源(一般に128種の音色)に依存するので演奏者の音色とは違ったものとなる。 
従って演奏会には使われるがネットでの演奏にはあまり使われない。  データ容量は小さいので単純音色でもいいホームページの背景音に使用される。

 ) 音の取り込み(リッピング )  

音楽CDの歴史はパソコンよりも古くCD内の音楽はファイル化されておらず、曲の目次(インデックス)のみがCDA形式でファイル化されていて、そのままでは音楽を取出すことはできない。取出し専用のリッピングソフトが必要。
リッピングとは、音楽CDに記録されているデジタル形式の音声データを抽出し、パソコンで処理できるようなファイル形式に変換して保存する操作のことで、Windows付属のWindows Media Playerや、iPod付属のiTunesなどを使うと簡単に音楽CDをリッピングすることができる。
WMAやMP3、WAVファイルに変換してパソコンに取り込むことができる。

 ファイル変換、リッピング

.CDA→WMA
Windows Media player 起動後にCDを挿入すると取込みメニューが表示する。
http://heaya.blog52.fc2.com/blog-entry-72.html

WMA→MP3の簡単な変換方法(前編)へ
Windows Media playerをつかってCDをPCに取り込む方法
http://unotarou.com/mobile-phone/1266/

(後編)
http://unotarou.com/mobile-phone/1312/

オンライン変換でMP3へ(完結編)
http://unotarou.com/mobile-phone/1342/

WMA、MP3 両者容量はほとんど同じ。 WAVは未圧縮のため10倍程度の容量。

WAV ←→ MP3 変換はOnLineソフトが多数提供されている。
 AudioCutter 

 Online VideoConverter 注意! 詐欺サイトに誘導する場合あり。下欄参照。

MP4からMP3抜き出し
 Online VideoConverter
 変換に少々時間がかかるので途中しばらく待つ

音声の抜き出し
・ツール → オプション → 音楽の取り込み → 変更 → ドライブ指定(CD/DVD)
あるいはCDから → パソコンのフォルダ(ライブラリ) へ    マニュアル

 リッピングフリーソフト

ネットからは下記のようなフリーソフトも入手できる。

・「CD2WAV32 
音楽CDのCDA形式を WAV形式 に変換するソフト。  これを用いて曲の編集もできる。
編集したWAV形式の曲は、Windows MediaPlayerや、ICプレーヤーなどに付属しているソフトで取込みできる。  類似機能ソフトは ICプレーヤーなどにも付属している。
使い方

・「ディスクメディエーター呉葉
音楽CDのCDA形式を、WAV形式 に変換でき、Windows MediaPlayerでCDA形式に再変換して音楽CDを作成できる。
音楽CD作成に関しては → こちらも参照



 音楽の編集  安倍

 
Audio Cutter Pro   OnlineでMP3,WAVなど多数の形式を直接トリミングしたりフェード処理できる。
Open file をクリック → 自分のPCフォルダから、MP3ファイルを指定 → 音楽のタイムラインが表示
 → タイムラインのバーでトリミングする範囲を指定。両サイドの白色部分が除去される部分。左の矢印タンで再生 して確認できる。
 → fadeが必要な時はタイムラインの両側上に「fade in/out」ボタンあり。 → 「Cut」ボタンで両端がカットされる。
 → 「Download」ボタンをクリック → 保存先フォルダとファイル名を指定

・「SoundEngineMP3 に変換他
巨大なWAVEファイルを読込み、余分な部分を切取ってエフェクトを施して保存、あるいは MP3 に変換して保存する、という作業ができる。
ただし、読込みはWAVEファイルのみ。

・「Winamp」  http://www.cdwavmp3.com/wa/
・「Tmidi95」  http://homepage2.nifty.com/music-life/tm/mid-m-w.html
これらのソフトで MIDI → WAV 変換ができる。 
電子楽器演奏者がMIDIで録音した作品を一般に配布する場合に使用する。  MIDIのまま配布した場合、再生音は128種のMIDI標準音源に限定されるので原音は再生されず単純な音色となってしまう。
だからといって、MIDIファイルを受取った者がWAV変換してもファイル容量が大きくなるだけで無意味。  拡張MIDI音源を持つ演奏者がWAVに変換する必要がある。
また、 動画ソフトFlashはmidiを扱えないのでWAV に変換する必要がある。
両ソフトとも、使用方法はチョット分かりにくい。(演奏とともに変換するので時間がかかるし、操作中 無音である)
「Winamp」
1)ここの「応用編」に解説がある「MIDI → WAV 変換」Pluginを設定する。
2)midiファイルを開けると 曲の進行とともに無音状態で指定ドライブへWAV変換が進行する。
   「Tmidi95」 これも無音状態でWAV変換が進行する。
・WAVから → MIDI へ変換したいという希望が多いようですが、原理的にできません(逆の変換はできますが)。
下記サイトをご覧ください。
http://music.web-sun.com/wavcvt/wavcvt8.html

 動画から音声を抜き出す方法

フリーソフト
 
 Moo0録音機 推薦

DLサイト入口(数多くのアプリへ誘導されるから注意)
http://www.vector.co.jp/soft/winnt/art/se459049.html
目的のMoo録音機アプリDLサイト
https://www.vector.co.jp/download/file/winnt/art/fh716645.html

 Win10対応 
音楽をマイク回路から簡単にMP3形式に録音できる。プロテクト回避可能。DL先:設定可。Documentに設定。 
  注意:DLサイトは動画を含め数多くのアプリDLへ誘導されるが、Win10用には32bit初期Versionで充分である。

OnlineVideoConverter  MP4から その他ファイルから  YouTubeから  Online で 音楽のみ(MP3)も抜き出せる。 MP3不可でWAVのみの場合あり。
  解説サイト

注意!
 途中でJava他無関係なソフトのダウンロードや「トラブル発生」と称して詐欺サイトに誘導する場合あり「OK」をクリック しないこと。
脱出は Ctrl + Alt + Del → サインアウト。すべし
  変換に少々時間がかかるので途中しばらく待つ。 下の「MP3Tube」よりはいいかも。

 MP3TUBE  OnLineで MP3 ← → MP4  相互変換  
 MP4動画から音声を抜出す場合に便利。 変換操作の最後のSTEPで「変換スタート(更新)」ボタンを5秒ごとにクリックが必要なので戸惑う。
注意! 途中で無関係な有料ドライバーのダウンロードに誘導するので注意! 勧めない。

「AoA Audio Extractor」 You Tube などの動画や、フラッシュビデオから、音声をオーディオファイルに変換して 抽出することができる。
音声は、 MP3 / WAV / AC3 形式に変換して抽出が可能。 
You Tube などから直接 Drug & Drop で抽出できるようですが、VISTA機種によってはできない場合がある。

vClip 動画と同時に音声をWAV形式で保存する。こちら参照

Audacity 録音も編集もできる。MP3不可、WAV OK。17/2


4K Video Downloader  YouTubeから MP4, MP3をダウンロードできる。17/2

Craving Explorer  同上(老舗だが少々非力) DL先:Documents/Craving Explorer

 ホームページへの背景音の挿入  

PCおよびスマホで、MP3形式をWebページから動作させるにはいくつかの配慮が必要のようです。

midi, mp3, wav など、いろいろな形式のファイルをホームページに挿入できる。 ただし wav は巨大なファイルなので上記ソフト「SoundEngine」で mp3 に変換圧縮したほうがいい。 wav を mp3 に変換するとファイルサイズは 約1/50 になる。
midi は小さなファイルだが、音色が単純である。

このページの背景音 sound.mp3 は小塚 三喜夫さんによるグラスアルモニカ演奏「ポッケリーのメヌエット」約4分の曲です。
・小塚さんが、グラスアルモニカの特殊な音色演奏を MIDI 録音→ CDA形式に変換してCDに録音して配布。
・安倍が、 CDA形式→ WAV形式→ MP3形式(圧縮) に変換してこのページに挿入しました。 900KB ありますが、再生しながらダウンロードされる(ストリーミング)機能があるので重く感じないはずです。

挿入法

HTML5 直接コード入力 の場合

下記コードによりPCで自動playするが、スマホでは動作しない。  

  <audio src="****.mp3"autoplay>   ・・・・   </audio>    → 実施例

スマホ、PC両者でplayするにはautoplayはあきらめ、下記コードで手動playする必要がある。
ただし、このページ冒頭にあるように手動playのコントロールバーが挿入される。

<audio id="myAudio" controls preload>
<source src="****.mp3">  ・・・・  </audio>     → 実施例

HTML5については → こちら参照


HTML4 直接コード入力 の場合

 
コード入力で:  
  <embed src="****.mp3" autostart="true" hidden="true" loop="true">  → HTML4実施例
  これ、PCではコントロールバーが表示せずAutoStartするが、スマホでは無表示、無音
                               
(繰り返し演奏しない場合はloop="true" をfalse に変更 あるいは、loop=infiniteを削除 )
ただし、それぞれの注意あり。
<embed :音源は同一フォルダーに入れるか、絶対パスで指定する必要あり。相対パス指定はダメ。

HTML4 ホームページ作成ソフトの場合 以下に示すようにホームページ作成ソフトの機能は充分ではありません。

 ホームページビルダー:
挿入 → BGM で.mid .wav ファイルを指定でき、コード<embed>が挿入されて背景音が鳴る。 mp3は指定ファイルに含まれないがこの方法で挿入できる。
  http://www.wsb.jp/hpb/kihon/bgm.htm

注意) 
ブラウザによる背景音の違い

 各種音源でのテスト

スマホにもいろんなOSやVersion があり、またMP3以外の音原形式 もある。それらを自分の端末で確認できるサイトがありました。
ネット情報では Android4 以降ならHP上のMP3はスマホ/PC 両者で 聴けるようです。
http://www11.plala.or.jp/sothicblue/html5audio/

 背景音の分離

Intenet Explorer では背景音は聞こえますが、この背景音を分離保存できません。 ソースから背景音の絶対パスを調べ
 直接絶対パスにアクセスしてWindows Media Player からダウンロードできます。
このページのBGMの場合の絶対パスは下記です。
  http://1st.geocities.jp/chingmabo39/link2/sound.mp3   

FireFox では、閲覧ページから「ファイル」→「ページに名前をつけて保存」でできます。

PowerPointやFlashからの分離:基本的にはできないと思います。 Flashの場合は解析ソフトがあれば可能。

 メール背景音への挿入  
Outlook Express / Windows Mail で、「メールの作成」→「書式」→「リッチテキスト」を選択し、 「書式」→「背景」→「サウンド」で音声ファイルを指定して背景音を挿入できます。
ただし、実質的に背景音に使えるのはMIDIファイルのみです。WAVも背景音にできますが一般にWAVは巨大な容量になるのでこれも背景音として適しません。
MP3 や WMA のような圧縮ファイルは、背景音にはできません。(※注) 
MP3 や WMA ファイルは背景音でなく、メール添付で送信する必要があります。

MIDI背景音添付の注意
パソコンの音量を小さく設定しておくと、送信メールの背景音も小さくなり、結果として音が全く聞こえなくなる場合がある。背景音を挿入する前に音量を大きくしておく必要があります。(MIDIの場合のみ。MP3/WAVでは問題ない)。  音量設定法:下記いずれかの方法でできる。
・画面下の常駐タスクバーで音量調整する。
・HTML送信メール作成画面で、
 表示 → ソースの編集 → 画面下に現れる「ソース」を見る。
  Volume=-0 が音量最大 -1000が無音 ですから 0 にして送信する。
・「スタート」 → 「コントロールパネル」 → 「サウンドとオーディオデバイス」 → 「音量」 →「デバイスの音量」
 →「詳細設定」 → 「ボリュームコントロール」  この値を大きくする。


背景音の分離
メール背景音は、Outlook Express / Windows Mail からは分離できませんが、WEBメールでは添付ファイルとなって分離できます。
加入プロバイダのWEBメールで分離するか、フリーメールに転送すれば分離できます。

(※注) これらの音を背景音にしてメールを作成すると自分のPCでは背景音として聞こえるので、使えると誤解しやすいので注意。


 他人との音楽の共有  

Storage の利用
 DropBox, GoogleDrive にアップして共有リンク取得すると、ファイルのクリックのみで再生できる。
 OneDriveは共有できるが、ファイルのクリックのみで再生できない。ダウンロードが必要。

・友人に送信する場合は、MP3をラインに投稿するか、G-Driveに保存して共有URLを友人に送るとよい。

YouTube の利用

 YouTubeは映像入りでないと投稿できないが、MP3を疑似映像入りMP4に変換してアップできるソフトがある。
 Online型、ソフトダウンロード型両者がある。

 Online型 http://m3tb.com/  を使用した場合
手順:  途中で無関係なソフトのダウンロードに誘導されるから注意
STEP1:「MP3ファイル」を指定
STEP2:「音声から動画へ」or 「推奨 自動」を選択
STEP3: Start → 「ダウンロード」 → 「変換スタート(更新)」
   この状態で10秒以上~3分程度待つ。変化なかったら再度「変換スタート(更新)」 ボタン。(場合により10回くらい繰り返し
    → 「MP4ダウンロード 2回」 or 「YouTube投稿」の選択画面へ
  以上です。

Youtubeから音楽のDLと編集  提供:石井(17/8)

Youtubeから音楽のDLと編集 2017/8/22
1 探す YoutubeのURLをコピー(探すには:Youtubeでの検索はDance Tangoのように英語も使うと広くHitする)
2 取り込む 4KVideo Downloader Youtubeのリンクを張り付ける
*音声を抽出する。(無料版では一曲毎のクリップしか抽出できない)
3 編集 Audacityで DLしたMP3音楽ファイルを編集
(1)音量(小さすぎると、後のMP3Gainで音量を統一できない)
(2)テンポで速さを調節
(3)Cutで長さを調節 Fade-Outもかける
4 音量統一 MP3 Gain 音量が異なるmp3ファイルの音量を纏めて統一(元のファイルの音量が小さすぎると不可なのでAudicityでUpしておく)
形式変換 Wavやwmaファイルなどをmp3に変換するには「Format Factory」が超便利

 著作権フリーの曲  

ホームページに掲載するには著作権の配慮が必要です。 作詞・作曲者の死後50年は著作権があり、掲載に当たっては著作権窓口のJASRACでの手続きが必要。
著作権問題を避けるには 著作権が切れた古い名曲を使うか、下記などネットで入手できる著作権フリーの曲を使用する必要がある。
http://dir.yahoo.co.jp/Entertainment/Music/Computer_Generated/MIDI/Data/

http://poron.milkcafe.to/
http://www.machi-sound.com/
http://www.iruka3.com/


ホームページ作成体験




 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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