Word Excel などのHTML変換 (付PowerPoint)99/9、04/9改 09/10改 (安倍)

 1)HTML(ホームページ)作成ソフトの利用

 

Wordなどの文章(テキスト文)は、コピーコマンドで「Homepage Builder」などのHTML作成ソフトにコピーし、ここでレイアウトすれば簡単にHTML変換できる。
Excel表もそのまま、あるいは、 CSV 形式に変換すればHTML作成ソフトに取り込める。

 2)コード(HTMLタグ)の修正

 

上記1)の簡便法では、InetrnetExplorer(IE)と 他のブラウザ、あるいは、Version によって表示が変る場合があるのでブラウザでチェック後、必要に応じてエディタで コード(HTMLタグ) を修正する。
大きなExcel表の場合も変換が不十分でブラウザの種類によっては表の1部が欠ける場合がある。 この場合もコード を修正する。

 3)Word、Excel のHTML変換機能

 

Word/Excel には HTML 変換機能がある。 しかし、図が混在した文章をこの機能で HTML 変換するとレイアウトが大きく崩れる場合が多い。 また、単純なテキスト文の場合はレイアウトを含めて変換できるが、不要なコードが多量に書き込まれてファイルサイズが通常の2倍程度大きくなったり、ブラウザの種類 で表示が異なったりする場合があうから注意が必要である。
ただし、図の gif 変換はとても役立つので下記変換手順(1法)として利用するとよい。

 4)Word、Excel、文書を正確にHTML変換するには、

 

文章(テキスト)部分はコピーコマンドで HTML作成ソフトにコピーし、ここでレイアウトする。
図が混在した文章部分を正確に HTML 化するには、Word/ Excel で「図+文章」全体を図( gif あるいはjpeg )として変換すれば良い。
gif 化すると、修正はもはやHTML作成ソフトではできない。 修正には画像ソフトが必要となる。 

変換手順(1法) --- ひとつの図が単一の図で構成されている場合の簡便法 ---

  1. 「ファイル → HTML 保存」すると、図の数だけ gif が生成する。
  2. この gif を HTML 本文に貼付ける。

注):この方法は簡単だが、図の中にテキストボックスが挿入されていたり、複数の部分図で構成されていると、全体図を構成しているテキスト部分や部分図が欠ける。 その場合は以下の方法を使う。

変換手順(2法) --- PowerPoint /Photo Shop /Paint Shop などの図形ソフトを使う方法 ---

  1. 必要な部分を範囲指定する。
  2. 「編集 → コピー」
  3. 図形ソフトに貼付ける。 ただしPowerPoint では、「 編集 → 形式を選択して貼り付け → ピクチャー、あるいは Excel または Word 」を選ぶ(PowerPoint はベクトル図形なので扱いが異なる)。
  4. 図形ソフト上で適当なサイズに調整する。
  5. gif 形式で保存する。
  6. 必要に応じて、画像ソフトで修正する。

注)
・3)の図形ソフトには、ビットマップ形式とベクトル形式の2種がある。
Photo Shop /Paint Shop は前者の形式で、コピー後拡大させると画質劣化する。
PowerPoint は後者の方式でベクトル形式画像はコピー後拡大させても画質劣化はない。ただし、「 編集 → 形式を選択して貼り付け → 」せずに通常の貼り付け( 編集 → 貼り付け )にすると、レイアウトが崩れたり、全体図を構成しているテキスト部分や部分図が欠ける場合がある。  また、形式の選択を「ピクチャー」の場合と、「 Excel/ Word 」の場合では表示が異なる場合がある。
FireWorks はベクトル形式であるが Word/Exce lから直接「コピー&ペースト」できない。

変換手順(3法) ---(PDF 経由を使う法)) ---

  1. Word 文書を PDF形式で保存
  2. PDFでファイルを開き、JPG形式で保存(「書出し」、または「保存」で指定)
  3. 画像ソフトでサイズや範囲を調整してJPG を HTML 本文に貼付ける。

変換手順(4法) ---(Excelの場合のみ) ---

  1. 必要なセルを範囲指定する。
  2. 図としてにコピー( shift + 編集 → 図のコピー )する。 その際、「画面に合わせる」「用紙に合わせる」の2つの選択があるが、ここでは「用紙に合わせる」を選ぶ。
  3. PowerPoint に貼付ける。
  4. PowerPoint 上で適当なサイズに調整する。
  5. gif 形式で保存する。
  6. 必要に応じて、画像ソフトで修正する。
注)
・2)で図としてコピー( shift + 編集 → 図のコピー )せずに通常のコピー( 編集 → コピー )にすると、全体図を構成しているテキスト部分や部分図が欠ける場合がある。
・Excel の場合と違って Word には「 shift + 編集 → 図のコピー 」の機能がないからWordではこの方法は使えない。 

変換手順(5法) ---(Word/Excel 画面を画像ファイルとして取り込む)) ---

  1. VISTA のアクセサリーツール:Snipping Tool あるいは、Alt + PrintScreen で取り込み、画像ソフトに張り付けできる。
  2. ただし取り込みできるのは現在見える画面範囲のみ。 範囲を越えてスクロールで取り込みはできない。
  3. また、この方法では改行などの不要なマークも取り込まれる。
 5)レイアウト調整

 

IE と 他のブラウザ ではフォントサイズが異なるから両者でレイアウトがずれる。 対策としては、
1)表を使い、表の枠を非表示にする。
2)<TT> (フォント形状指定)
3) <DL><DT><DD>(定義型)を使う。
などの方法がある。 

 6)Word、Excel、などの直接表示

 

端末にこれらのソフトが導入されていれば、HTML 変換せずに直接これらの文書にリンクしても良い。
原稿からの変換が困難な場合、あるいは閲覧者がこの原稿をダウンロードして利用する場合は HTML メニューから .doc .xls .ppt .pdf の文書に直接リンク設定する。
ただし、これらの文書に含まれる図は圧縮されていないのでファイルサイズは数倍になる(数10倍になることがある)。
さらに、Word、Excel、ソフトの立上げが必要なため、表示速度は遅くなる。

 7)横長Excel表のHTML変換

 

 横長Excel表のHTML変換

 8)Word/Excel の HTML変換機能は使えるか

 

Word/Excel にはHTML 変換機能があり、VersionUPとともに機能向上していますが、完全ではありません。 また、 ブラウザの種類によってはレイアウトが変わり悲惨な状態になる場合が多いので要注意です。

  1. 各種ブラウザと Word/Excel では表現力が違うから完全な変換は原理的に不可。
  2. Word/Excel による変換では、HTML 変換前の情報が保持される。 従って生成 HTML から Word/Excel への逆変換もできる。 この機能のために生成 HTML のファイルサイズは通常の数倍になる。

これらのことを考慮すると、一般的な Homepage 作成では、Word/Excel での部分変換、HTML 作成ソフト、エディタによるコード入力、などの手法は今後も必要と思われます。

 付)PowerPoint

 

Html 変換機能が不十分。 画像(jpg, gif)保存して利用できる。
名前をつけて保存 → ファイル形式 → jpg / gif


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