DreamWeaver CS3 の 新機能 Spry 安倍 08/5/2 改 Homepage作成体験メニューへ
DreamWeaverCS3(DW-CS3)は、スタイルシート編集機能に徹するとともに、「Ajax」※1) の編集機能「Spry」およびそのテンプレートが付属した。
その結果、HomepageBuilder(HB)との相互編集はかなり失われたようだ。
従来、DreamWeaver(DW) では MX/Ver4 の間では相互編集は何ら問題はなかった。
さらに、HomepageBuilder(HB)との間でも HB固有の「どこでも配置モード」を除きDWとの相互編集ができた。
しかし、今回DW-CS3で採用された、「Ajax」編集機能は、今のところ DW-CS3だけが対応しているので他のソフトへの互換性はない。
もちろん、「Ajax」以外の部分では互換性はあるが、FlashなどDW-CS3で編集したファイルは、自動的に「Ajax」が挿入される場合があり
この場合はSpryライブラリも転送する必要があるのでFTPに注意が必要である。
「Spry」デモおよびそのテンプレートの「Widget」の殆どは従来の JavaScript でできるし編集も既製 JavaScript を使った方が簡単である。 「Widget」は未完成で編集中のちょっとした操作ミスでしばしばフリーズ状態となる。 しかし、 従来の JavaScript では I E 以外では動作しない場合があるが「Spry」はブラウザ依存性はないようだ。
※1)「Ajax」:Asynchronous JavaScript XML の略。
既存技術のHTML、CSS (スタイルシート)、
JavaScriptを組合せたもので、プログラムをライブラリとしてパッケージ化し、いちいち端末で動作させずサーバーで処理して送り返すので高速化する
らしいが・・・・よう分からん。
解説は下記サイト参照
http://www.openspc2.org/JavaScript/Ajax/Ajax_study/chapter01/001/
http://d.hatena.ne.jp/keyword/Ajax
http://ja.wikipedia.org/wiki/Ajax
「Spry」とは、「Ajax」※1)を視覚化して簡単に作成できるようにしたDreamWeaverCS3(DW-CS3)の機能である。
さらに、Widget と称するいくつかの Spryのテンプレート サンプルも DW-CS 上で利用できる。
またネット上には「Spry」のデモギャラリがあり、これをダウンロードして利用できる。
http://labs.adobe.com/technologies/spry/demos/
しかし、実際に役立つサンプルはあまりない。
Spryは結局はJavaScript の応用だからネット上で篤志家が公開しているJavaScript サンプルのほうが役立つ場合が多い。
2)Demoサンプルの応用
●画像Effect 試作
●Gallery 試作
3)ネット情報
・Adobe社 Demo ・Video解説
・これら、Spryのテンプレートやデモは日本語化対応が不十分で、とても使いにくい。 設定のCSSファイルも説明は全て英文である。
僅かの操作ミスで編集不能となったり動作しなくなり、コードレベルの修正が必要となる。
・Spry 切替パネル内のコンテンツにアンカー設定しても無効になる。
・「Widget は初心者でも使える」と称しながら、ちょっとした操作ミスで「壊れました。コードを修正してください」のメッセージが表記される。 こりゃなんじゃあ!
Spryでは編集時にパッケージ化したライブラリのフォルダ「Scripts」や「SpryAssets」が自動的に生成する。 その結果、ファイルを別のフォルダに移動させるとライブラリとのパスが変わって動作しなくなる場合がある。 ファイルは複数のライブラリを参照する場合があるのでパス変更には注意が必要である。
またライブラリは他のファイルも共通で利用するから勝手に移動させると他のファイルの動作に影響する。 即ち最初にSpryファイルを作成する時は全く独立した別のフォルダで作成してライブラリとともに移動させるか、あるいは予定フォルダで作成する必要がある。 むやみに隣のフォルダに移動させたりフォルダ名を変更させてはならない。
Widget のオプション設定法は編集画面左下にある「カストマイズ」に説明がある。 メニューバーの背景色設定などはルートフォルダ「SpryAssets」内の ***.css ファイル にある。
FTPの注意
DreamWeaver CS3 ではFlash のような動的ファイルの扱いが変わり、ライブラリファイル「AC_RunActiveContent.js」を使用するようになった。
そのため、DreamWeaver 旧Version、あるいは他のソフトで編集した、Flash入りファイルの場合とファイル内の記述(※1)が異なるので要注意である。
Flash のような動的ファイルを FTPする場合:
広告入り無料サイトでの使用
広告入り無料サイトで使用すると、広告が画像に干渉して表示不全になる場合がある。
→ その例
※1)
CS3では、<object>の前に例えば、下記コードが挿入する。
<script type="text/javascript">
AC_FL_RunContent( 'codebase','http://download.macromedia.com/pub/shockwave/cabs/flash/swflash.cab#version=6,0,29,0','width','600','height','200','src','gan-golf','quality','high','pluginspage','http://www.macromedia.com/go/getflashplayer','movie','gan-golf' ); //end AC code
</script><noscript>
※2)
「このページに含まれる<Object>タグはInternet Explorer で正常に機能しない可能性があります。・・・・これらのタグをDreamweaverで自動変換しますか。」
のメッセージが表示される。 ここで「Yes」を選択すると(※1)のコードが挿入される。
この場合、同時にルートパスにフォルダー「Script」とその中にライブラリファイル「AC_RunActiveContent.js」も生成する。 FTPでは、このライブラリファイルも転送する必要がある。
その他のテンプレート
CSSレイアウト
同期情報 _notes について
これ、画像に関わる編集日時などの情報らしい。 不要。
http://www.yusk.org/memo/dreamweaver/no_notes.html
外すには各サーバーで
サイト > サイトの管理 > 編集 > リモート情報
の「同期情報の保持」のチェックを外す。
・Bridge: PC内のフォルダ中身が一覧でき写真もサムネール表示される。
・Contribute: ブログやHPが簡単に編集できるらしいが詳細不明。
・Device central: モバイル用編集
・Extend script toolkit2: JavaScript 編集(山本さん用)
・Extention manager: DreamWeaver/FireWorks/Flash の拡張。詳細不明
・Livecycle designer: アンケートフォーム作成
・Stock photo: サイト上での写真保存(近く終了らしい)
・Flash video encoder: Video とFlashの連携