CSS(スタイルシート)とは、HTMLによる記述のみではWebページの表現には限界があるので、より見栄えのよいWebページを作る必要性から生まれた言語仕様である。
CSSでは、レイアウトに関する記述が HTML から分離されている。 複数の HTML から1つの CSS を参照することで、サイトのデザインを統一することが可能になる。
CSS ではフォント、色と背景、テキスト、ボックスなどの属性を指定することができる。
タグやヘッダに記述することもできるが、表現形態の定義を HTML から独立させたファイルで管理することもできる。
ホームページビルダーや、DreamWeaverなどの最近のホームページ作成ソフトでは、HTML中心からCSSを使う手法に移りつつある。
いずれも、HTMLページ内に CSS を記述することもできるし、別ファイルに記述することもできる。
このページ文章はCSSを使って、行間隔を通常の140%に広げてある。
基本例 |
1)特定要素=セレクタ (body)の全てに適用
headerのみで指定。本文内の指定なし。
ホームページビルダでは
表示 → スタイルシートマネージャ → 追加 → 文字のレイアウトで 行間を 予約語:% 140 に指定すると。
head内
<style type="text/css">
<!--
body {
line-height: 140%;
}
-->
</style>
body内
<body>なんたら</body>
この例:gyookan2.htm
注意: body / div は本文に table がある場合、その内部には適用されない場合がある。
その場合上例の body{ とか、 div{ でなく table{ や td{ などで指定。
特定要素として「table」、「div」に適用した例
2)本文内の各要素ごとに指定
ホームページビルダでは
編集 ー スタイルの設定 ー 文字のレイアウト で設定。下記のコードがheadの下に入る。
<td><a style="line-height : 300%;">
・クラス名(aaa)が付けられた特定要素(p)に適用
header、本文、両者で指定。
head内
<style type="text/css">
<!--
.aaa{color: red;}
-->
</style>
body内
<p class="aaa">なんたら</p>
この例: css-rei1.htm
http://www.tagindex.com/stylesheet/basic/format2.html
・特定ブロック(id)内のいろいろな要素に適用
header指定なし。本文で指定。
head内
<style type="text/css">
</style>
body内
<div style="border-style: double; border-color: blue ">
<h3>なんたら</h3>
<p>本日は晴天なり。あすはどうかな</p>
<h3>かんたら</h3>
<h2>いろいろ</h2>
<p>本日は曇天なり。あさってはどうがろか</p>
<h3>おわり</h3>
</div>
この例: css-rei2.htm
・特定ブロック(id)内のいろいろな要素に適用
header、本文、両者で指定。
段落aaaa内を色#ccccccにする例: ブロック要素 id を使う。
http://goo.gl/IBDtlB
head内
<style type="text/css">
<!--
#aaaa {
color: red;
}
-->
</style>
body内
<p id="aaaa">
本日は晴天なり
</p>
この例: css-rei3.htm
http://hp-sozai.net/m-style/style05.html
・要素や場所によって適用
header、本文、両者で指定
head内
<style type="text/css">
<!--
h1.aaa {
color: blue;
text-align: center;
}
h2.bbb {
color: red;
}
-->
</style>
body内
<h1 class="aaa"> なんたら </h1>
<h2 class="bbb"> なんたら </h2>
この例: css-rei5.htm
classの代わりに id も使える。
http://hp-sozai.net/m-style/style05.html
・文章の特定範囲に適用 インライン要素 span を使う。インライン要素とは、文章の一部として扱われる要素。
header、本文、両者で指定
head内
<style type="text/css">
<!--
.gyokan140 {
line-height: 140%;
}
-->
</style>
body内
<span class="gyokan140"> なんたら<br> かんたら</span>
この例: css-rei6.htm
http://css.uka-p.com/basic/header.html
ホームページ作成ソフト CSSの設定 |
1)ホームページビルダー
メモ帳からコピーするとプレビューで表内自動改行されない。ファイル名クリックでは自動改行されてる。
メモ帳でUTF-8形式で保存すればプレビューでも自動改行されるようだ。
HTMLファイル内に記述する場合:
(1)各要素(予約語)ごとに指定
編集 → スタイルの設定 → 文字のレイアウト
table の場合、各行のタグ:<td>に指定される。
(2)head 内で指定
表示 → スタイルシートマネージャ でスタイルシートの編集に入ることができる。
例:ページ文章の行間を140%に指定する場合 (上の例で「・特定要素全てに適用」に相当)
表示 → スタイルシートマネージャ → 追加 → 文字のレイアウトで 行間を 予約語:% 140 に指定。
その例:gyookan2.htm
注意: ページのプロパティ:body / div は本文に table がある場合、その内部には適用されない。その場合、
HPBuilder のCSS編集ではページプロパティに table がないので コード編集でbody / div → table に変更する。
HPBuilderでの 「どこでも配置モード」 や、
「スタイリッシュイフェクト」 も CSS機能を応用したものです。
スタイリッシュイフェクトで多用する「レイアウト枠」は <div>即ち、一般には「ボックス」と云われるCSSの要素です。
外部スタイルシート(*.CSS)を使う場合:同梱ソフトの「CSSエディタ」を使う。 (Ver11より)
・HTMLファイル内に記述する場合:
Ver.CS3: 標準編集モードの、プロパティ窓でCSS設定ができる。
Ver.MX:
テキスト → CSSスタイル でCSSが設定できる。
外部CSS(***.CSS)を使う場合 |
・本体
<head> </head> 内に
<link href="bbb.css" rel="stylesheet" type="text/css" />
本文指定箇所に
<div class="height180">
〜
</div>
・bbb.css 例(全文) 余計な冒頭宣言不要
@charset "utf-8";
.height180 {
line-height: 300%;
}
・冒頭宣言に @ が必要
・クラス名の 頭に「.」ドットが必要(本体には不要)
・語句や行間に「全角空白」があるとダメ