ソフトのダウンロードとインストール  (07/12/27) 安倍

ソフトをダウンロードしても見えない、動作しない、という質問が多いようですが原因の多くが「ダウンロード」 と 「インストール」を混同している場合が多いようです。
ダウンロード: 外部のサイトから自分のパソコンにファイルを取り込む。
インストール: 取り込んだファイルを実行可能な状態にする。
以上のように両者は違います。

以下に、Ofice2007 互換パック を例にしたダウンロードとインストール法の説明があります。

https://www.microsoft.com/japan/users/2007office/0702/02.mspx
この説明にあるように
ダウンロードのページ で「ダウンロード」をクリック →
  保存先を適当なフォルダを指定(後で不要になるからどこでもいい)
・そのフォルダに、プログラム がダウンロードされる。
・ここで「実行」と「保存」の選択画面がでます。
 すぐにインストールするなら [実行] 、いったんファイルを保存してからインストールするなら [保存] を選びます。
 通常はすぐにインストールするなら [実行]を選ぶ。
・画面で推薦されるフォルダ(通常は C:\Program Files\ )へインストールされます。
以上で、インストールは終了です。

・スタート → すべてのプログラム の中に プログラムがインストールされているはずです。

上記で「実行」でなく「保存」を選択した場合はインストールは未完です。 保存したファイル ***.exe をダブルクリックしてインストールする必要があります。
なお、インストールが終了したら、サイトからダウンロードしたファイル ***.exe は もう不要です。 削除しても大丈夫です。

以上


蛇足:Powerpoint考

最近の講演会では、OHPに代わり、パソコンからスクリーンに投影するプレゼンテーションが一般的ですが、これに使われるファイルの 多くが Power Point ファイル(***.ppt ***.pps)です。
Power Point は欧米では Word/Excel と並んだ普及ソフトです。
講演会ばかりでなく社内打合わせや、学校内での説明でも一般 にPower Pointが使われます。
日本では講演以外にはあまり普及していず、社内打ち合わせ は紙資料、あるいはOHPが未だに多いようです。

知的水準の高い日本人はこのようなソフトを無視する傾向があります。
Power Point の多彩な表現テクニックを駆使した講演や説明は 「中身がない発表を外観でごまかす」なんて軽蔑される傾向にあります。

一方、多様な価値観が混在する多民族国家の米国では「説得力」が 重要視され、その道具として小学校でも「PowerPoint」 の使用法を学習するようです。
「正義」とはそこにあるものではなく他人を 説得できて始めて「正義」となることを小学校の頃から叩き込まれるらしい。

裁判での陪審員制度も「PowerPoint」 を必要としています。
弁護士は「PowerPoint」 を駆使して ど素人の陪審員に正当性 を説明する。
もはや「PowerPoint」 は生活の一部になって、なんと、これを使って 彼女を口説いたり、仕事仲間に私的情報を送ったりする輩もいるらしい。
そういうわけで私的メールの添付ファイルにもにも「PowerPoint」 がしばしば使われています。

こんな目的にPowerPointを使うのは かなり行き過ぎでありますが、 いつぞやの顔面バンソウコウや領収書の説明もできない日本の代議士 は当人に代わって「説明責任」をはたしてくれる 「PowerPoint」を少々勉強したらいいと思うのであります。


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